日本芸術院では,会員以外の者で,卓越した芸術作品と認められるものを制作した者及び芸術の進歩に貢献する顕著な業績があると認められる者に対して,毎年,恩賜賞と日本芸術院賞を授与しています。
日本芸術院賞は,昭和16年から戦中,戦後の一時期を除いて毎年授与しており,令和4年度において第79回を数えています。
恩賜賞は日本芸術院賞を受賞した者の中から特に選ばれて贈られる賞です。
恩賜賞には賜品が,日本芸術院賞には賞状,賞牌,賞金が贈られます。
令和4年度(第79回) 恩賜賞・日本芸術院賞の授賞式は,天皇皇后両陛下の行幸啓を仰ぎ,令和5年7月3日に挙行されました。
直近の授賞式写真
令和4年度(第79回)授賞者
部 | 賞 | 専門 | 氏名 | ふりがな | 授賞対象 |
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第一部 | 恩賜賞・日本芸術院賞 | 工芸 | 大樋 年雄 | おおひ としお | 「モニュメント・クリフ」に対し |
第二部 | 恩賜賞・日本芸術院賞 | 詩・文芸評論 | 北川 透 | きたがわ とおる | 9年間に及ぶ「現代詩論集成」1巻より5巻までの果敢なる独走に対し |
第三部 | 恩賜賞・日本芸術院賞 | 能楽 | 金剛 永謹 | こんごう ひさのり | 能楽の普及・興隆に寄与するその業績に対し |
第一部 | 日本芸術院賞 | 絵画 | 小灘 一紀 | こなだ いっき | 「伊邪那岐命の悲しみ」に対し |
第一部 | 日本芸術院賞 | 彫刻 | 桒山 賀行 | くわやま がこう | 「過ぎし日」に対し |
第一部 | 日本芸術院賞 | 書 | 永守 蒼穹 | ながもり そうきゅう | 「松尾芭蕉の句」に対し |
第二部 | 日本芸術院賞 | 小説 | 小川 洋子 | おがわ ようこ | 精力的にユニークな小説世界を生み出し、それを発展させてきた文学的業績に対し |
第二部 | 日本芸術院賞 | 詩・国文学 | 藤井 貞和 | ふじい さだかず | 「よく聞きなさい、すぐにここを出るのです。」をはじめとする長年にわたる優れた文学的業績に対し |
第三部 | 日本芸術院賞 | 邦楽(地歌箏曲) | 藤井 泰和 | ふじい ひろかず | 生田流箏曲・地歌の演奏、普及活動に対し |
令和3年度(第78回)授賞者
部 | 賞 | 専門 | 氏名 | ふりがな | 授賞対象 |
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第一部 | 恩賜賞・日本芸術院賞 | 書 | 牛窪 梧十 | うしくぼ ごじゅう | 「陸游詩」に対し |
第二部 | 恩賜賞・日本芸術院賞 | 小説 | 筒井 康隆 | つつい やすたか | SF作品から純文学作品まで幅広い創作活動による傑出した文学的業績に対し |
第三部 | 恩賜賞・日本芸術院賞 | その他 | 大窪 永夫 | おおくぼ ながお | 雅楽の伝承と発展・普及・指導に対し |
第三部 | 日本芸術院賞 | その他 | 竹本 葵太夫 | たけもと あおいだゆう | 歌舞伎音楽竹本太夫としての近年の成果に対し |
第三部 | 日本芸術院賞 | その他 | 萩岡 松韻 | はぎおか しょういん | 山田流箏曲の演奏と後進の育成に対し |
令和元年度(第76回)・令和2年度(第77回)合同 令和3年6月28日
部 | 賞 | 専門 | 氏名 | ふりがな | 授賞対象 |
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第一部 | 恩賜賞・日本芸術院賞 | 日本画 | 千住 博 | せんじゅ ひろし | 「瀧図」に対し |
第一部 | 日本芸術院賞 | 工芸 | 相武 常雄 | あいむ つねお | 「2020の祈り」に対し |
第三部 | 恩賜賞・日本芸術院賞 | 指揮・作曲 | 小林 研一郎 | こばやし けんいちろう | 長年にわたる音楽芸術文化全体に及ぶ、幅広く卓越した活動に対し |
第三部 | 日本芸術院賞 | 歌舞伎 | 片岡 孝太郎 | かたおか たかたろう | 近年の歌舞伎女方としての舞台成果、活躍に対し |
第三部 | 日本芸術院賞 | 能楽 | 観世 清和 | かんぜ きよかず | 能「山姥 雪月花之舞」を始め近年の優れた舞台成果に対し |
第三部 | 日本芸術院賞 | 舞踊 | 西川 箕乃助 | にしかわ みのすけ | 日本舞踊における古典の伝承、及び数多くの優れた舞台成果、特に「賤機帯」(令和2年)に対し |
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